工場の寮はどんな感じ?1日の生活の流れやメリット・デメリットを経験者が解説

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「工場の寮ってルールが厳しいの?」
「寮生活だと不自由な1日になるのでは?」

と不安を抱えていませんか?

工場の求人を見ると「寮完備」と書かれていることが多いです。しかし、実際の生活はイメージしにくいと思います。

筆者は製造業に14年間勤務しており、自社寮で7年、借り上げ寮で7年生活してきました。長年の寮生活を通して、寮生活のメリットや快適に過ごすためのポイントがだんだんとわかってきたのです。

本記事では、工場の寮の種類や1日の生活の流れ、メリット・デメリットを実体験をもとに解説します。14年経験したからこそわかる、寮生活のリアルな話題をたっぷり盛り込みました。

これから工場の寮に入ることを検討している人は、ぜひ最後までお読みください。

目次

工場の寮には3種類がある

工場の寮には3つの種類があります。

  • 自社寮
  • 借り上げ寮
  • 女性専用寮

それぞれ詳しく解説します。

自社寮

自社寮とは、会社が所有している寮です。住んでいる人は同じ会社の社員で、会社によっては新入社員試験の前泊施設として使われることがあります。

お風呂・トイレ・食堂が共有スペースになっていることが多いです。

最低限の家具・家電が揃っている場合もあります。筆者の場合は、6畳ほどのワンルームで一人部屋でした。部屋の中には、クローゼットやベッドフレーム、マットレスなど最低限の家具があったため、初期費用を抑えることができました。

借り上げ寮

借り上げ寮とは、会社がマンションやアパートの一室を借りて、社員に貸し出す寮のことです。自社寮と違い、共有スペースがないため、完全なプライベート空間が手に入ります。

ただし、借り上げ寮には食堂がなく、食事は自分で用意する必要があります。

また、家具・家電はなく、自社寮と比べると初期費用が高くなります。

女性専用寮

工場で働く女性のなかには、男性と同じ寮に住むことに不安を感じる人もいるでしょう。そこで、多くの会社では「女性専用寮」が別に用意されています。

女性専用寮がない場合は、借り上げ寮で対応している企業もあります。

工場の寮生活の1日の流れ

ここでは、14年間工場勤務をしていた筆者が、寮生活の1日の流れを解説します。

  • 朝:起床して食堂でご飯を食べる
  • 昼:働きながら昼食を食べる
  • 夜:帰宅後は同期と遊ぶ

寮での生活がイメージできれば、入寮前の不安も軽くなるでしょう。

朝:起床して食堂でご飯を食べる

まず、朝起きて食堂でご飯を食べます。起床から出勤まで1時間しかないことも多いため、朝食は混雑を避けて手早く済ませるのがコツです。

ご飯を食べた後は、部屋に戻って出勤の準備をします。社員証や水筒、タオルなど、仕事に必要なものをバッグに入れましょう。

筆者はバス通勤だったので、朝7時にはバス停に着くように寮を出ていました。

昼:働きながら昼食を食べる

勤務中は午前・午後に短い休憩を挟みつつ、昼休憩で食事をとります。昼休憩の時間は職場によって異なりますが、12時前後に45〜60分ほどです。

昼食は食堂で食べます。食堂は、手頃な値段で温かい食事がとれる一方、混雑しやすいです。

食事を終えたあとは、休憩室でスマホを見たり、少し仮眠したり、過ごし方はさまざまです。休憩が終わったら持ち場に戻り、午後の作業に入ります。

夜:帰宅後は同期と遊ぶ

帰宅した後は、同じ寮に住んでいる同期と気軽に遊べます。筆者の場合は、同期の部屋に行って一緒にゲームをしていました。

夜勤で働く人もいたため、お風呂や就寝時間の決まりはありませんでした。とはいえ、翌日の仕事もあるのでだいたい23時には寝るようにしていました。

工場の寮生活のメリット

寮生活と聞くと、窮屈なイメージがあるかもしれません。でも実際は、お金も時間も節約できることが多いです。具体的なメリットは以下の3つです。

  • 寮費が格安でお金が貯まりやすい
  • 新しく家具を買う必要がない
  • 通勤時間が短い

それぞれ詳しく解説します。

寮費が格安でお金が貯まりやすい

工場の寮は、寮費が無料または格安です。そのため、1ヶ月の生活費が50,000円もあれば、十分に生活でき、お金が貯まりやすいです。

筆者が住んでいた寮は、ワンルームの一人暮らしで、寮費は1ヶ月11,000円でした。高卒で寮に入り、1年目で100万円以上の貯金ができました。

新しく家具を買う必要がない

工場の寮は、部屋にテレビやベッドなど最低限の家具・家電がついている場合があります。そのため、一からすべて新しく家具を買う必要がありません。

筆者の寮には、初めからベッドフレームとマットレスがありました。荷物を大きく減らせたことで、入寮にかかった費用は10万円以下でした。

備え付けの家具には使用感はありますが、初期費用を抑えられるのは大きなメリットです。

通勤時間が短い

工場の寮は職場の近くにあることが多く、通勤時間が短いのも大きなメリットです。筆者は通勤にバスを使っていました。朝のバスは座れないほど混んでいましたが、乗車時間は10分ほどです。

満員でも短時間なので、それほど苦になりませんでした。寮から徒歩で通える会社もあるので、そうなれば通勤ラッシュとは無縁です。

工場の寮生活のデメリット

工場の寮生活には、職場の人と同じ場所に住むからこそのデメリットもあります。

  • 相部屋の可能性がある
  • 人間関係が辛い
  • ルールがある

それぞれ詳しく解説します。

相部屋の可能性がある

相部屋とは、1つの部屋に複数人が生活することです。常に誰かがいる環境では気を使う場面が多く、ストレスを感じやすくなります。

同居相手と良好な関係を築くには、最低限の礼儀とマナーを守ることが大切です。たとえば、以下のような配慮を心がけましょう。

  • 起きる時間にアラームを使わない
  • 電話をするときは部屋の外に出る
  • 夜勤明けの人がいるときは物音を立てない
  • イヤホンを使って動画や音楽を楽しむ
  • エアコンの温度設定は相談して決める

また、私物や貴重品の管理にも注意しましょう。同居人の持ち物との区別が曖昧になったり、無断で使ってしまったりすると、関係が悪化して居心地が悪くなります。貴重品は、鍵付きのロッカーに保管しておくと安心です。

人間関係が辛い

工場の寮では、同じ職場で働く人ばかりが生活しています。仕事とプライベートの境界が曖昧になりやすく、人間関係に疲れを感じることも少なくありません。

たとえば、以下のような場面でストレスを感じる人もいます。

  • 共用スペースが混雑していて、使いたいときに使えない
  • 大浴場が混み合う時間帯はゆっくり入浴できない
  • 隣人の生活音で眠れないことがある
  • 飲み会や食事の誘いを断りづらい
  • 職場のうわさ話が寮内で広まりやすい

一人の時間を確保したい人にとっては、窮屈に感じるかもしれません。

ルールがある

工場の寮には、全員が快適に過ごすためにルールが設けられています。自由な一人暮らしとは異なることを理解しておきましょう。

代表的なルールには、以下のようなものがあります。

  • 門限がある
  • 異性や部外者の立ち入り禁止
  • 共用スペースの利用時間が決まっている
  • ゴミ出しや清掃当番がある
  • 騒音に関する規定(深夜の音楽・通話の禁止など)

ルールの厳しさは寮によって異なります。入寮するときに、寮監(担当者)から説明があるため、守りましょう。

初めての寮生活でチェックしておくべきポイント4選

筆者も最初は何もわからないまま入寮して、困ったことがありました。同じ失敗をしないよう、事前にチェックしておくべきポイントを4つ紹介します。

  • 寮の周辺にお店や病院があるか
  • Wi-Fiの有無
  • 水道光熱費がかかるか
  • 駐車場の有無

それぞれ詳しく解説します。

寮の周辺にお店や病院があるか

まず、寮の周辺のお店や病院を確認しましょう。土日祝日の食事の確保や、体調を崩したときの備えのためです。

たとえば、寮の食事は平日のみ提供されている場合が多く、土日祝日は、近くのコンビニやスーパーで自分でご飯を用意しなければいけません。

また、どこに病院があるか、あらかじめ調べておくと安心です。

総合病院や市民病院は患者が多く、診察までに時間がかかります。風邪などの軽い症状なら、近所の内科の方がスムーズに診てもらえます。

病院までのバスの路線や所要時間も、事前に確認しておくといいでしょう。

Wi-Fiの有無

入寮する前に、Wi-Fiの有無を確認しましょう。無料で提供している寮もあれば、自分で契約しなければならない寮もあります。

筆者の住んでいた寮は、自分で契約する必要がありました。ただ、勝手に回線を引いていいのかわからなかったため、寮監(担当者)に確認してから開通しました。

もし、インターネット回線を引けない場合は、工事不要のポケットWi-Fiやホームルーターがおすすめです。

水道光熱費がかかるか

次に、水道光熱費がかかるかどうか確認しましょう。「寮費2万円」と書かれている求人でも、水道光熱費や共益費などが別にかかる場合があります。

水道光熱費を徴収する企業でも、5,000円など一定額で徴収するところもあれば、使用料に応じて徴収するところもあります。

駐車場の有無

寮に駐車場があれば、車を所有することができます。駐車場は、無料で使えるところもあれば、有料のところもあります。

筆者の場合は、有料で月3,000円でした。それでも寮費と合わせると月14,000円で、一般的なマンションと比べると格安です。

駐車場の数には限りがあるので、寮監(担当者)に駐車場の空きスペースがあるか確認してから、車を購入しましょう。

工場の寮生活で意識しておくべき3つの注意点

寮生活を快適に過ごすには、自分だけでなく周りへの配慮も大切です。トラブルを防ぐために意識しておきたいポイントは以下の3つです。

  • 部屋はキレイに使う
  • 部屋では騒がない
  • 貴重品はしっかり管理する

普段から意識して生活しましょう。

部屋はキレイに使う

寮はキレイに使いましょう。一人の使い方が悪いと、寮全体のルールが厳しくなる場合があります。

筆者のいた寮では、一人の先輩の寮の使い方が悪く、一室がゴミ屋敷のような状態になっていました。

それから再発防止のために、半年に1回の監査(部屋チェック)が入るようになりました。結果として、きちんと暮らしている人まで気を遣う場面が増えました。

自分のためだけでなく、周りの人の暮らしやすさを守る意味でも、最低限の清潔さはキープしておくのがおすすめです。

部屋では騒がない

部屋では騒がないようにしましょう。

寮は壁が薄いことがあり、隣の部屋に音が響きやすいです。自分では普通に話しているつもりでも、隣や上下の部屋にはしっかり聞こえています。

筆者も入寮したばかりの頃、同期と部屋で遅くまで話していたら、隣の先輩から「うるさい」と注意されたことがあります。それ以来、夜は声のボリュームに気をつけるようになりました。

動画や音楽を聴くときはイヤホンを使う、夜遅くの会話は声を落とすなど、周りへの配慮を心がけましょう。

貴重品はしっかり管理する

部屋を出るときは必ず鍵をかけましょう。鍵のかけ忘れが原因でお金や貴重品がなくなると、常に周りを疑う気持ちが生まれやすく、寮での住み心地が一気に悪くなります。

寮に限った話ではありません。私が働いていた職場でも、荷物を入れていたロッカーに鍵をかけ忘れたことで、金銭がなくなるトラブルがありました。

寮生活を快適に過ごすためにも、外出時はもちろん、短時間でも部屋を離れるときは必ず施錠しておきましょう。

工場の寮生活は意外と快適!不安な人も一歩踏み出してみよう

工場の寮生活は、思っているよりも快適です。寮費が格安で生活費を抑えられるうえ、通勤時間も短く、同期との交流も生まれやすい環境が整っています。

たしかに、相部屋やルールなど一人暮らしにはないデメリットもあります。それでも、最低限のマナーを守り、周りへの配慮を忘れなければ、大きなトラブルにはなりません。

入寮前に、周辺の施設やWi-Fi、水道光熱費などを確認しておくと、生活のギャップも減らせます。

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